ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】






「えっと・・一応両想いみたいだけど、付き合ってるのかは・・わからない」


私は曖昧な答えを真緒ちゃんに返すしかなかった。






「そっか・・・・。真緒、お兄ちゃんがなつこ先生から逃げてる理由分かるよ」


「え?」


「なつこ先生のお父さん・・・・ホストだったでしょ?お兄ちゃんはなつこ先生のお父さんがホストだったから、なつこ先生が昔大変な思いをしたって言ってた。きっと、お兄ちゃんはなつこ先生のこと幸せにする自信がなかったんだと思う」


「旬・・・」


「真緒、二人が両想いだって、知ってた。でも、お兄ちゃんは恋人としてなつこ先生の側にいなくても、なつこ先生を大切に思ってるから、下手に私が口出ししないほうがいいと思ってたの。だけど、先生がお兄ちゃんの気持ちをもう知ってしまったんなら・・・前に進むしかないのかもしれない」







昔私はホストという職業に嫌悪感を覚えていたのに、今では私が本気で好きになった人はホストをしている。


そもそも、お父さんと旬は違う。ホストとしてのスキルや、ホストを辞めた先の未来だって。

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