こんな私が、恋したみたいです。
「じゃありっちゃん席取ってて」


「えー」


知ってるよ、このパターン。



奢ってくれて、変なこと言ってはぐらかすやつでしょ。



「やなの?」



「やだ」



その手には、乗るものか。



「じゃーおいで」



笑って、隣にいるのを許してくれた。





お互い好きなアイスを買って、席に向かい合う。



「さーて、なんて返そうかなー」


ラインを開いて、楽しそうなりっくん。



だけどすぐ真剣な顔に戻って、文字を素早く打った。



「よーし、完璧!」



それから溶け出しそうなアイスを頬張った。


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