結婚の約束をしよう
「竹田さんって、笹野くんの彼女なの?2人が付き合ってるって、本当?」

「…え⁈」

「マラソン大会で竹田さんが倒れた時も…みんなウワサしてたよ。」

「私と陵はただの幼なじみだよ。付き合ってるなんていうのは、ウワサだから。」

「本当に⁈」

結婚するとか…それは陵が勝手に言ってるだけ。

だいたい、好きだと言われたことすらないんだから。

「う、うん…。」

「でもさ、ただの幼なじみにしては、仲良すぎない?」

「そんな事ないから。それに私、他に好きな人いるし…。」

疑いの目を向けられ、私は仕方なく自分の事情まで話すハメになった。

「え⁈そうなの⁈…良かったぁー。」

あからさまに安心した様な…パァっと表情が明るくなった彼女ーーーえぇと、名前はなんていうんだろう。

「じゃぁさ、あたし笹野くんに告ってもいい?転校してきた時からカッコイイなぁって思っててー。」


ーーーえ…。


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