リアルな恋は落ち着かない
(デートって・・・。本気で言ってる?それとも、イタい先輩相手にからかってるの?)


だけど、もしそうだとしても、断ったらみんなにばらすと彼は言っているわけで・・・。


(ほんとに卑怯なんですが・・・)


ますますもって戸惑う私。

五十嵐くんは、そんな私をからかうようにふっと笑った。

「とりあえず、日曜の10時にここに迎えに来ますから。どうしても嫌だったら、連絡ください」

「え、あ、あの・・・!」

戸惑い続ける私を制して、彼は「じゃあ」と会釈する。

そして、大きな背中を私に向けると、石川町方面へとさっさと歩いて行ってしまった。










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