リアルな恋は落ち着かない
けれど私の作戦は、出社一日目でもろくも崩れ落ちてしまった。
元々、私は重度の内弁慶である。
いくらかっこいいOL服に身を包んでも、ももさんが言うような「物静かないい女」には、どう転んでもなれなかった。
タシロワークスは、私の入社当時・・・今から四年前になるけれど、その時創業40年。
会社は、横浜駅から根岸線で2つ目の、関内駅から徒歩五分程の場所にある。
五階建ての本社ビル。支社はなく、社員二百人は全員本社で働いているけれど、社員の八割は男性で、私が入社した年は、新人7人のうち、女子は私一人だけ。
そしてさらに恐ろしいことに、その年、希望部署のロボット開発部に配置された新人自体、私一人だったのだ。
(しかも、女子の先輩も、10こ上の先輩・・・井崎さんしかいないという心細さ・・・)
井崎さんは、36歳独身で、一人暮らしを謳歌中。
メダカと亀の飼育が趣味という、ある意味私と同類の、無口なタイプの先輩だ。
個人的には好きだけれど、面倒見のいいタイプではない。
自分から甘えることが苦手な私は、同性だからというだけで、井崎さんと親しく話すことはできなかった。
とにもかくにも、ロボット開発部総勢28名のうち、26名が男性で、女性はただ二人だけ。
そんな環境の中、いい女キャラなど演じられる余裕はなくて、ただただ私は不安と緊張でガチガチに固まっていた。
(確実に、普通よりも弱気な新人だったよね・・・)
けれどそんな状況下、思いがけずカテゴライズされたのは、予想とは違うキャラだった。
仕事は黙々とするものの、必要最低限しか話さない私は、「おとなしいお嬢様」という分類にいつの間にか収まっていた。
元々、私は重度の内弁慶である。
いくらかっこいいOL服に身を包んでも、ももさんが言うような「物静かないい女」には、どう転んでもなれなかった。
タシロワークスは、私の入社当時・・・今から四年前になるけれど、その時創業40年。
会社は、横浜駅から根岸線で2つ目の、関内駅から徒歩五分程の場所にある。
五階建ての本社ビル。支社はなく、社員二百人は全員本社で働いているけれど、社員の八割は男性で、私が入社した年は、新人7人のうち、女子は私一人だけ。
そしてさらに恐ろしいことに、その年、希望部署のロボット開発部に配置された新人自体、私一人だったのだ。
(しかも、女子の先輩も、10こ上の先輩・・・井崎さんしかいないという心細さ・・・)
井崎さんは、36歳独身で、一人暮らしを謳歌中。
メダカと亀の飼育が趣味という、ある意味私と同類の、無口なタイプの先輩だ。
個人的には好きだけれど、面倒見のいいタイプではない。
自分から甘えることが苦手な私は、同性だからというだけで、井崎さんと親しく話すことはできなかった。
とにもかくにも、ロボット開発部総勢28名のうち、26名が男性で、女性はただ二人だけ。
そんな環境の中、いい女キャラなど演じられる余裕はなくて、ただただ私は不安と緊張でガチガチに固まっていた。
(確実に、普通よりも弱気な新人だったよね・・・)
けれどそんな状況下、思いがけずカテゴライズされたのは、予想とは違うキャラだった。
仕事は黙々とするものの、必要最低限しか話さない私は、「おとなしいお嬢様」という分類にいつの間にか収まっていた。