リアルな恋は落ち着かない
「んん・・・どの男子だ?男子ばかりで見分けがつかん」

「あの、一番背が高い人・・・って、あっ、壁に隠れちゃった!」

私とももさんは、入り口から覗けるギリギリの場所で、五十嵐くんの動向を目で追った。

けれどすぐに見えなくなって、彼の行方は不明になった。


(でも、見えた範囲では資料をもらって、いろいろ質問している感じだった・・・)


「ロボットが目的としか思えない・・・!」

「ロボットオタクということで仲間じゃないか」

「違うよ違う!全然違う」


(あああ・・・私の平穏なOL生活が、これで終わりになってしまう・・・)


私は完全に絶望的な思いで、呆然とロボット展示会の看板を見つめ続けた。







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