リアルな恋は落ち着かない
「ちょっと・・・!!止めなさいよっ・・・!!」

まりんちゃんの、金切り声が響き渡った。

ガシャン、ガタン!という音がして、映っていた映像がそこでプツリと消えてしまった。

静まり返る部屋の中。

ももさんの声がゆったり響いた。

「今日の『足太』事件の証拠は確かにないけれど。おぬしの普段の言動を明らかにするには、十分だったと思うのだけど」

再び、部屋の中がざわつき始めた。

みんな、さきほどの映像にショックを受けたようだった。

「い、いまのって・・・」

「本当に、ま、まりんちゃん・・・?」

男性陣が、嘘だと思いたいような、ひとりごとのような疑問を呟く。

するとまりんちゃんははっとしたのか、再び嗚咽を漏らし始めた。

「ひ、ひどい・・・!!こんな合成映像まで作って、私を悪者に仕立てるなんて・・・!どれだけひどい人たちなの!」

「うっ、うっ」と、まりんちゃんのすすり泣く声が響き渡った。

みんな、いったい何が本当で、そして何が嘘なのか、わけがわからないようだった。

「・・・いや、そうか。そうきたか・・・。やりすぎかとは悩んだのだが。ここまでしても、そうくるか」

ももさんは、ある意味感心するような、けれど呆れているような、そんな様子でポツリと呟く。

最終手段と言っていたし、これ以上のことはさすがにできないようだった。

まりんちゃんの反論に、ももさんも「うーん」と閉口していると。

「・・・すいません、遅くなって」
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