リアルな恋は落ち着かない
(あ・・・)
五十嵐くんが、美瑠久ちゃんがいた場所・・・私の隣にやって来ると、袴をさばき、腰を落として正座する。
間近で見る彼の姿に、私の心臓は本気で飛び出しそうだった。
「・・・すみません。オレのせいで迷惑かけて」
「い、いえ・・・。だ、大丈夫です」
目の前にいるのが、五十嵐くんか、光之助なのかわからなかった。
五十嵐くんは後輩だし、光之助は恋人だけど、リアル光之助のような五十嵐くんは初めてで、私はガチガチに緊張しまくっていた。
頬が真っ赤になっていくのを、自覚せずにはいられない。
「・・・橘内さん」
「は、はい・・・!」
リアル光之助の五十嵐くんが、至近距離で私を見つめる。
私はまもなく、本気で倒れそうだった。
(ど、どうしよう・・・。これは夢か現実か・・・)
真っ赤な顔でワナワナ身体を震わせていると、テーブル越しに、ふっと笑う声がした。
はたとそちらを振り向くと、阿部課長が、私と五十嵐くんを見て楽しそうににやにやしていた。
「橘内さん困ってるよ。近すぎるんじゃない?五十嵐」
「・・・は?」
「橘内さんとの距離。キスでもしちゃいそうだけど。周り見えてる?」
「・・・っ!」
課長の言葉に、五十嵐くんははっとして、正座をずらし私との距離をさっと広げた。
五十嵐くんが、美瑠久ちゃんがいた場所・・・私の隣にやって来ると、袴をさばき、腰を落として正座する。
間近で見る彼の姿に、私の心臓は本気で飛び出しそうだった。
「・・・すみません。オレのせいで迷惑かけて」
「い、いえ・・・。だ、大丈夫です」
目の前にいるのが、五十嵐くんか、光之助なのかわからなかった。
五十嵐くんは後輩だし、光之助は恋人だけど、リアル光之助のような五十嵐くんは初めてで、私はガチガチに緊張しまくっていた。
頬が真っ赤になっていくのを、自覚せずにはいられない。
「・・・橘内さん」
「は、はい・・・!」
リアル光之助の五十嵐くんが、至近距離で私を見つめる。
私はまもなく、本気で倒れそうだった。
(ど、どうしよう・・・。これは夢か現実か・・・)
真っ赤な顔でワナワナ身体を震わせていると、テーブル越しに、ふっと笑う声がした。
はたとそちらを振り向くと、阿部課長が、私と五十嵐くんを見て楽しそうににやにやしていた。
「橘内さん困ってるよ。近すぎるんじゃない?五十嵐」
「・・・は?」
「橘内さんとの距離。キスでもしちゃいそうだけど。周り見えてる?」
「・・・っ!」
課長の言葉に、五十嵐くんははっとして、正座をずらし私との距離をさっと広げた。