リアルな恋は落ち着かない
だけどももさんの会社なら、なんとなく、いるだろうと思ってしまった。
私が納得の表情を見せると、五十嵐くんは話を続ける。
「それで・・・二人で仕事の話題になった時、井崎さんがタシロワークスに勤めてるってことがわかって。
『そこなら友達がいる』ってことで、花山さんは橘内さんの名前を出したそうですよ」
思いがけず、共通の知人がいた二人。
そこで、井崎さんは私に関して気になっていることがあると、私の親友だというももさんに、悩みを打ち明けたのだそう。
「普段、相談とかあんまりしなそうですけどね。花山さんが話しやすかったのもあるだろうけど・・・その時は、井崎さんもかなり悩んでいたそうで」
「う、うん・・・」
(なんだろう・・・。私が、井崎さんをそんなに悩ませていたことって・・・)
「結論から言うと、鈴島さんのこと。さっきの映像見ましたよね。あれ、井崎さんが撮ったんです」
「・・・えっ!?」
(い、井崎さんが!?)
「あの場所に、いたの!?」
「そうらしいです。隠し撮りしてたことについては、とりあえず、おいといてもらって」
「う、うん・・・それで、な、なんで?」
(ちょっと動揺・・・)
「あそこ・・・橘内さんと鈴島さんがいたとこ、水槽が置いてありますよね。気づいてるかわからないけど、あの中って亀がいるらしいんですよ。で、井崎さんは昼休み、だいたい見に行くそうなんですけど。
あの日もちょうど見ようとして・・・そうしたら、珍しく先客がいたってことで」
それが私とまりんちゃん。
足を踏み入れることができない程の、不穏な空気が漂っていた。
亀に会いたいけれど入れない。私たちが早くそこを出て行かないかと、井崎さんは陰からそっと見ていたそうだ。
私が納得の表情を見せると、五十嵐くんは話を続ける。
「それで・・・二人で仕事の話題になった時、井崎さんがタシロワークスに勤めてるってことがわかって。
『そこなら友達がいる』ってことで、花山さんは橘内さんの名前を出したそうですよ」
思いがけず、共通の知人がいた二人。
そこで、井崎さんは私に関して気になっていることがあると、私の親友だというももさんに、悩みを打ち明けたのだそう。
「普段、相談とかあんまりしなそうですけどね。花山さんが話しやすかったのもあるだろうけど・・・その時は、井崎さんもかなり悩んでいたそうで」
「う、うん・・・」
(なんだろう・・・。私が、井崎さんをそんなに悩ませていたことって・・・)
「結論から言うと、鈴島さんのこと。さっきの映像見ましたよね。あれ、井崎さんが撮ったんです」
「・・・えっ!?」
(い、井崎さんが!?)
「あの場所に、いたの!?」
「そうらしいです。隠し撮りしてたことについては、とりあえず、おいといてもらって」
「う、うん・・・それで、な、なんで?」
(ちょっと動揺・・・)
「あそこ・・・橘内さんと鈴島さんがいたとこ、水槽が置いてありますよね。気づいてるかわからないけど、あの中って亀がいるらしいんですよ。で、井崎さんは昼休み、だいたい見に行くそうなんですけど。
あの日もちょうど見ようとして・・・そうしたら、珍しく先客がいたってことで」
それが私とまりんちゃん。
足を踏み入れることができない程の、不穏な空気が漂っていた。
亀に会いたいけれど入れない。私たちが早くそこを出て行かないかと、井崎さんは陰からそっと見ていたそうだ。