リアルな恋は落ち着かない
「そうしたら、橘内さんが結構な勢いで責められてたと。

かなり理不尽でひどかったから、助け舟を出すべきか、出て行くべきかちょっと悩んだそうなんですけど」

井崎さんは、基本的に人と関わるのが好きじゃない。

どう考えても面倒くさそうなこの事態、出て行くことは避けたそう。

「でも、聞いてるだけでかなり腹は立ったみたいで。このままでいるのも頭にくる、橘内さんは心配、でも関わりたくないってことで・・・。とりあえず、動画だけ撮って後で考えようと思ったそうです。

方法としては、是非があると思いますけど」

「そ、そっか・・・」

あの状況を、見られて、そして撮られていたんだ。
 
そう思うと、どうにもこうにも恥ずかしくなる。

けれど確かに、あの状況で間に入ってくるなんて、そうそうできないだろうと思った。

「その後、橘内さん本人に確認するとか・・・誰かに相談しようとか、かなり悩んだそうなんですけど。井崎さん的にも、鈴島さんの変わりようはかなり衝撃だったみたいで。

それなりに裏表があると思ってはいたそうですけど。さすがにあそこまではって、結構な衝撃受けたらしくて。

鈴島さんはアイドルだし、極秘事項というか・・・誰にも話しちゃいけないような、そんな呪縛があったらしくて」
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