リアルな恋は落ち着かない
「じゅ、呪縛・・・」


(つらいけど、わかる気もする・・・)


「だけどずっと、気になってたそうなんですね。

しかも、橘内さんが会社で倒れて・・・。多分ストレスだろうって、井崎さんは思ったみたいで」

やはり放置はよくないと、何か行動せねばと考えたそう。

だけどどうしたらいいものか、悩んでくれていたそうだ。

「ちょうどそんな時ですね。井崎さんが花山さんに会ったのは。

それで花山さんなら力になってもらえそうだと、相談をしたみたいです。社外の人間だから、逆に言いやすかったのもあるみたいで」

そしてお互い、私とまりんちゃん、五十嵐くんについて知っている情報を照らし合わせた。

その結果、私がかなり厄介な状況にあると、事態が確定されたそう。

「で、なんとかしようと思ったそうです。橘内さんのためはもちろんですけど・・・うちの社長も、今回ですっかり鈴島さんファンですからね。今後、CMとかで彼女を起用するかもしれない。

そうなったらまた仕事で何度も関わるし、弊害だって起こりうる。

で、一度ガツンと言っておこうと、あの計画を練ったそうです。

正攻法は効かないだろうし、だからといって裏で小細工もしたくない。それで、あんな演出に」

「・・・な、なるほど・・・」


(そうだったんだ・・・)
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