リアルな恋は落ち着かない
(最後・・・?)
その単語に疑問を抱き、私は首を傾けた。
すると彼は久しぶりに、嬉しそうな顔で笑った。
「井崎さんが撮った動画、最後まで見たんですけど。そうしたら、橘内さんがオレのこと好きって言ってた」
「・・・!?」
(や、やだ・・・!)
直接言葉を伝える前に、そんな場面を見られていたとは。
私は、恥ずかしさとよくわからない怒りで、頭の中がいっぱいになる。
(そういえば、あの時まりんちゃんにそんなこと言った気がする・・・)
火照った顔を下に向け、一生懸命記憶を辿る。
すると彼は、優しい声で私に語り掛けてきた。
「すいません、黙ってて」
(うん・・・)
「それも昨日のことなので。言える暇もなかったんです」
(そうかもしれないけど・・・)
経緯とか状況とか、そんなものはどうでもよくて。
ただ、知らないうちに告白していたという現実が、私はとても恥ずかしかった。
(穴があったら入りたい・・・)
無言で気恥ずかしさに耐えていると、五十嵐くんは首を傾げて私の顔をのぞきこむ。
「・・・それで、変わってないですか」
「えっ・・・」
「橘内さんが、好きって言ってくれたこと」
甘く笑いかけられて、私は大きく息をのむ。
もしも私が、これまで彼を好きじゃなかったとしても、この一瞬で、恋に落ちるだろうと思った。
その単語に疑問を抱き、私は首を傾けた。
すると彼は久しぶりに、嬉しそうな顔で笑った。
「井崎さんが撮った動画、最後まで見たんですけど。そうしたら、橘内さんがオレのこと好きって言ってた」
「・・・!?」
(や、やだ・・・!)
直接言葉を伝える前に、そんな場面を見られていたとは。
私は、恥ずかしさとよくわからない怒りで、頭の中がいっぱいになる。
(そういえば、あの時まりんちゃんにそんなこと言った気がする・・・)
火照った顔を下に向け、一生懸命記憶を辿る。
すると彼は、優しい声で私に語り掛けてきた。
「すいません、黙ってて」
(うん・・・)
「それも昨日のことなので。言える暇もなかったんです」
(そうかもしれないけど・・・)
経緯とか状況とか、そんなものはどうでもよくて。
ただ、知らないうちに告白していたという現実が、私はとても恥ずかしかった。
(穴があったら入りたい・・・)
無言で気恥ずかしさに耐えていると、五十嵐くんは首を傾げて私の顔をのぞきこむ。
「・・・それで、変わってないですか」
「えっ・・・」
「橘内さんが、好きって言ってくれたこと」
甘く笑いかけられて、私は大きく息をのむ。
もしも私が、これまで彼を好きじゃなかったとしても、この一瞬で、恋に落ちるだろうと思った。