リアルな恋は落ち着かない
「そうだね・・・。それに、カップルばっかりっていうイメージだったの。だから、大人になってからは来にくかったのかもしれない」


(・・・って、なにを告白してるんだ・・・)


もうばれてしまっていることだけど。

彼氏いない歴、つい先日まで26年。思わず自虐的になってしまった。

慌てて話題を変えようとするも、五十嵐くんは「確かに」と言ってそのまま話をつなげていった。

「ばっかりってわけでもないけど。多いですね」

「うん・・・」

「じゃあ・・・これからはきっと何度も来ますよ」

「え?」

予想していなかった、予言のような彼の言葉。

首を傾げて聞き返すと、優しく笑った五十嵐くんは、約束のように私に言った。

「デートコースのひとつなら、これからは、何度もオレとここに来る」










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