リアルな恋は落ち着かない
「そ、そっか・・・」


(考えすぎだ・・・恥ずかしい)


そんなふうに思いながら、彼の言葉を考える。

もしも私が「結婚したい」と言ったなら、彼はプロポーズをしてもいいって、思ってくれているのだろうか。


(・・・な、なんて!!またいいように飛躍しすぎかな)


妄想だけが加速して、無駄にドキドキしてしまう。

ひとりワタワタと焦る私に、柊吾はまた笑って言った。

「まあ、オレも、コウノスケに負けないように頑張るから」

「う、うん・・・」


(それは、どういう意味で・・・)


彼氏としてか、プロポーズの件なのか。

掘り下げる勇気はないまま、私は小さく頷いた。

そしてその後、なんとなく仕事の話題に変化して、そのまま時間は過ぎていった。









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