リアルな恋は落ち着かない
ふと自分の着衣を見れば、昨日の服のままだった。

酔っぱらってそのまま眠ったとしたら・・・課長には、多大なる迷惑をかけてしまったかもしれない。


(どうしよう・・・せっかく誘ってくれたのに)


あまり覚えていないけど、たくさん話して楽しかったような気がする。

それが全て台無しになってしまった気がして、私はずーんと落ち込んだ。


(でも、課長といたはずなのに・・・)


「それでどうしてももさんが・・・」

それに、いくら母が年上とはいえ、37歳の課長を「男の子」とは言わない気がする。

私は状況が理解できずに、首をうーんとひねっていると。

「やだ。ももちゃんがいたことも覚えてないの?ちゃんとお礼言っときなさいよ。

ももちゃんも彼も、すごく大変だったと思うから」


(彼・・・)


誰だっけ・・・?

私は再び、うーんと首をひねりまくった。

ただごとではなさそうな状況を確認すべく、私は水を飲んで喉を潤すと、再び自室に戻っていった。







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