リアルな恋は落ち着かない
「五十嵐の友人で、私と気が合いそうな人物がいるらしくてな。紹介してくれるそうだ。五十嵐とは連絡先も交換した」

「え、ええっ!?」

「心配するな。日取りや場所などは私と五十嵐で相談して決める。ゆりりんはそういうの苦手だろう」

「うん・・・って、ち、違う!そうじゃなくて・・・私も行くの!?」

「そりゃそうだろう。この流れで、ゆりりんがいないことの方がおかしい。それに、五十嵐にゆっくり礼をする、よい機会だと私は思うぞ」

「・・・その、なんか、会社でお礼を渡すだけじゃダメかな。菓子折り的なものとか・・・。

一緒に飲むとか、私無理だよ」

「何を言っている!五十嵐は本当に大変だったのだ。そんな、どうにかして簡単に事を済まそうなんて考えは、ゆりりんであっても私は怒るぞ」

「だ、だって・・・」

「苦労はきちんとねぎらわなくては。五十嵐だって、飲み会はゆりりんが来ることを前提で私に話を振ったのだろう。

・・・はっ!そうか。五十嵐はゆりりんのことが好きなのではないか!?」

「えっ!?」


(な、なにを突然・・・)


「いや、ただの先輩にあそこまでするなんて、なんて親切な奴だろうと思っていたが。

ゆりりんのことが好きだから、きっとあそこまでできたのだ。五十嵐の好意に応えるためにも、一緒に飲みに行くべきだ!」
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