リアルな恋は落ち着かない
迎えた月曜日の朝は、残暑を感じる晴天でもなく、かといって曇りでもない過ごしやすそうな天気だった。

こんな日は、きっと行楽日和というのだろう。

行先が行楽地ならばいいけれど、これから会社に向かう私は、行きたくなくて仕方なかった。


(有給でも使おうか・・・)


なんて、ずる休みをしようかと、そんな思いが頭をちょっとよぎったけれど。

このまま一生、二人に会わないなんてもちろん不可能なことである。


(自分で蒔いた種なわけだし・・・。避け続けたら、仕事に影響が出てきちゃうし・・・)


なんとか今日を乗り越えて、今後の・・・私のOLとしての在り方を、考えなくてはならぬと思った。

今日行かなかったら、明日はきっと今日以上に行きにくくなるだろうから。


(怖いけど、行かなくちゃ・・・)


会ったら、二人ともどんな反応をするだろう。

そして私は、どんな感じでいけばいいかな。

きちんとした態度で、お礼やお詫びが言えるだろうか。


(まったく自信はないけれど・・・なんとか今日を乗り切らなくては)


ずーんと重たい気持ちながらも、気合いで家を出発する。

そして、通勤電車を乗り継いで、タシロワークスのドアをくぐった。






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