見えちゃうけど、好きでいて
「お、お知り合いだったの??」

二人の会話に、驚いている京香は「この子、私の親友なんです」と付け足した。

「天と地の差だな」

ボソッとつぶやくと、再び椅子に座った。

「さぁ、メンツもそろったようなので、食事を始めましょうか」

男は、何事もなかったかのように、手を叩いた。

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