あなたとホワイトウェディングを夢みて
「待って、仕事の話で呼び出したんでしょう?」
「この状況でそんな野暮なセリフはないだろ?」
「でも、課長だって知ってるのよ、私がここへ来たことは。なのに、何もなかったでは済まされないわ」
抱きつく郁未の胸を両手で押しのけ、密着する体を少しでも引き離そうとした。これ以上郁未に触れていると、堅物の留美でも平常心を保つ自信がなくなってしまうのだ。それなのに、郁未は留美の腕を引き寄せながらソファへと腰掛け、自分の膝の上に留美を座らせる。
「専務!」
「週末に二人だけで過ごせるようにと時間作りを頑張っているんだ。少しはご褒美を与えてくれても良いだろう?」
背に回された腕は後頭部へと滑り込み、郁未の顔へと抱き寄せられると唇が重なる。とても甘い口づけに留美は抗うことなど出来やしない。
二人が結婚を誓ったあの朝、郁未の温もりのなか目覚めた留美は心が満ち足りていた。愛しい男の腕の中がどれほど安堵するものなのか、どれほどその温もりを欲しているのか、郁未の心地よい口づけに思い知らされる。
「可愛いよ、留美」
「郁未、好き」
優しく口づけされると溢れる気持ちが止まらない。留美は郁未の首に抱きつき、自ら愛しい郁未の唇を貪るようにキスしていた。
「好きだよ、留美。もっと欲しい……」
髪をアップしたキャリアウーマン姿の留美なのに、自分の膝の上で激しくキスに応える留美が可愛くて、そのギャップに郁未はキス以上のものを求め、抱き締めていた手が留美の背を愛撫し始める。
「だめ……よ」
背中から感じる郁未の指先がとても熱い。留美は火傷しそうなほどに体の奥から熱が溢れ出し、熱砂に包み込まれているようで今にも服を剥ぎ取りたくなる。けれど、ここは専務室だ。情事を楽しむ場所ではない。これ以上郁未のキスに応えては、この場で二人とも裸で抱き合う羽目になりそうだ。辛うじて自制心を働かせた留美は郁未の唇から離れた。
「この状況でそんな野暮なセリフはないだろ?」
「でも、課長だって知ってるのよ、私がここへ来たことは。なのに、何もなかったでは済まされないわ」
抱きつく郁未の胸を両手で押しのけ、密着する体を少しでも引き離そうとした。これ以上郁未に触れていると、堅物の留美でも平常心を保つ自信がなくなってしまうのだ。それなのに、郁未は留美の腕を引き寄せながらソファへと腰掛け、自分の膝の上に留美を座らせる。
「専務!」
「週末に二人だけで過ごせるようにと時間作りを頑張っているんだ。少しはご褒美を与えてくれても良いだろう?」
背に回された腕は後頭部へと滑り込み、郁未の顔へと抱き寄せられると唇が重なる。とても甘い口づけに留美は抗うことなど出来やしない。
二人が結婚を誓ったあの朝、郁未の温もりのなか目覚めた留美は心が満ち足りていた。愛しい男の腕の中がどれほど安堵するものなのか、どれほどその温もりを欲しているのか、郁未の心地よい口づけに思い知らされる。
「可愛いよ、留美」
「郁未、好き」
優しく口づけされると溢れる気持ちが止まらない。留美は郁未の首に抱きつき、自ら愛しい郁未の唇を貪るようにキスしていた。
「好きだよ、留美。もっと欲しい……」
髪をアップしたキャリアウーマン姿の留美なのに、自分の膝の上で激しくキスに応える留美が可愛くて、そのギャップに郁未はキス以上のものを求め、抱き締めていた手が留美の背を愛撫し始める。
「だめ……よ」
背中から感じる郁未の指先がとても熱い。留美は火傷しそうなほどに体の奥から熱が溢れ出し、熱砂に包み込まれているようで今にも服を剥ぎ取りたくなる。けれど、ここは専務室だ。情事を楽しむ場所ではない。これ以上郁未のキスに応えては、この場で二人とも裸で抱き合う羽目になりそうだ。辛うじて自制心を働かせた留美は郁未の唇から離れた。