狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
これは後に彼から聞いた話だが___
覚悟を決めて役員室に入った彼への第一声は、次のようなものだったという。
✴--------------
「失礼します」
腐った牛乳色の顔で執務室に入った彼に、副社長はササーッと駆け寄ってきた。
「ゴメンねー!アキちゃん」
「は?……」
彼の肩や身体をゴシゴシ擦(さす)りながら、副社長は言った。
「アキちゃん、怒って帰っちゃって当然だよね、ホンとごめんっ、悪かった」
「え?な、何の事です?」
冷遇を予想していた彼は、副社長の猫なで声に戸惑った。
それでも “油断は禁物” と構えていると、副社長はツルリと頭をなでながらエヘヘとばつが悪げに笑った。
「イヤァ、だってさ。
あの清楚な櫻子ちゃんがよ?
当日ドタキャン、帰国キョヒなんてするとは思わなかったのよ。
両親も当日パニクっちゃっててね~…」
“君への連絡も忘れちゃったみたい”
副社長はあっけらかんと言い放った。
何と、見合い会場には彼も含めて誰も来ていなかったそうだ。
覚悟を決めて役員室に入った彼への第一声は、次のようなものだったという。
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「失礼します」
腐った牛乳色の顔で執務室に入った彼に、副社長はササーッと駆け寄ってきた。
「ゴメンねー!アキちゃん」
「は?……」
彼の肩や身体をゴシゴシ擦(さす)りながら、副社長は言った。
「アキちゃん、怒って帰っちゃって当然だよね、ホンとごめんっ、悪かった」
「え?な、何の事です?」
冷遇を予想していた彼は、副社長の猫なで声に戸惑った。
それでも “油断は禁物” と構えていると、副社長はツルリと頭をなでながらエヘヘとばつが悪げに笑った。
「イヤァ、だってさ。
あの清楚な櫻子ちゃんがよ?
当日ドタキャン、帰国キョヒなんてするとは思わなかったのよ。
両親も当日パニクっちゃっててね~…」
“君への連絡も忘れちゃったみたい”
副社長はあっけらかんと言い放った。
何と、見合い会場には彼も含めて誰も来ていなかったそうだ。