狼上司の不条理な求愛 -Get addicted to my love-
手にしたシャツを頬に擦り寄せると、まぎれもない彼の香りが、夢でない現実であることを物語る。
嬉しくて、それをギューッと抱き締めた。
その時。
「ただいま……って、何やってるの?」
「うわっ」
何と本人登場。
彼が怪訝そうな顔つきで、私のすぐ真後ろに立っていた。
私は慌ててシャツを放り投げた。
「え、ええ…っと、
お片付けをちょっとね。
カチョーこそ、今日はもう終わりですか?」
「あ、いや。ちょっと忘れ物…」
何だか妙に歯切れが悪い。
あ、そうそう。
彼ったら、
少しでも私との時間を取れるようにって、会社から10分くらいの、ちょっとお高いこのマンションに決めてくれたんだ。
彼はまだ雑巾もかけてない、埃だらけのフローリングの、私の傍らに腰掛けながら言った。
「気を付けろよ。
いつぞやみたいにハコの下敷きになっても、すぐに助けにはいけないんだから」
「やだなあ、
私だっていつまでもそんなバカはしませんよ」
彼が然り気無く肩に手を置いたから、私もそっと寄り添ってみた。
柔らかな春の陽射しの中に優しい時が流れる………
嬉しくて、それをギューッと抱き締めた。
その時。
「ただいま……って、何やってるの?」
「うわっ」
何と本人登場。
彼が怪訝そうな顔つきで、私のすぐ真後ろに立っていた。
私は慌ててシャツを放り投げた。
「え、ええ…っと、
お片付けをちょっとね。
カチョーこそ、今日はもう終わりですか?」
「あ、いや。ちょっと忘れ物…」
何だか妙に歯切れが悪い。
あ、そうそう。
彼ったら、
少しでも私との時間を取れるようにって、会社から10分くらいの、ちょっとお高いこのマンションに決めてくれたんだ。
彼はまだ雑巾もかけてない、埃だらけのフローリングの、私の傍らに腰掛けながら言った。
「気を付けろよ。
いつぞやみたいにハコの下敷きになっても、すぐに助けにはいけないんだから」
「やだなあ、
私だっていつまでもそんなバカはしませんよ」
彼が然り気無く肩に手を置いたから、私もそっと寄り添ってみた。
柔らかな春の陽射しの中に優しい時が流れる………