彫師と僕の叶わなかった恋
二人は静かに ・・・・4
「遊園地ですよ、遊園地」と照れ笑いをしながら言った。
僕は忘れていたが、そう言えばAkiさんに急な仕事が入って
行けて無かった事を思い出した。
「ああ、そう言えば行け無かったですね」
とちょっと残念そうに僕が言うと
「暖かくなって来し明日、行きましょう」
とAkiさんは言ったがその体では無理な事は
誰が見ても分りきった事なので
僕は「そうですね」と笑顔で応じた。
それでもAkiさんは
「じゃあ、明日迎えに来てください。私、本気ですよ。
外出許可も、貰ってますから」
と真剣な顔で言ったので僕は
「ちょっと待ってて下さい」と言って主治医の診断室へ行き
その事を確かめた。
主治医は「これからは、彼女がしたい事をして後悔の無いように
してあげてください。ただし、容態が急変する事が有るので
その辺は十分注意してあげてください」
と言いAkiさんの言っていた事が本当だった事の確認がとれた。
僕は走って病室に戻った。
途中で「病院内は走らないでください!」と注意されたが
そんな言葉は今の僕の耳には届かなかった。
Akiさんは“ね、本当でしょ”と言ったような
得意げな顔をしてベッドに座っていた。
僕はAkiさんに恋してる事がバレても構わないと
思い病室で大きな声で
「よっしゃ~」
と言ってガッツポーズを取った。
Akiさんが「病院内はお静かに」と小さな声で笑いながら注意した。
僕は「明日9時に迎えに・・・・って、どこの遊園地行くんでしたっけ?」
と今更ながらにアホな質問をしてしまった。
Akiさんは
「もう、前も言いましたよね。女の子を連れて行くのは
御伽の国って決まってるんです!」
と言って少し頬を膨らました。
「ああ、そうでした。じゃあ9時に迎えに来ますから用意しといてくださいね」
と言って病室を出て、ガソリンスタンドのレンタカーを予約した。
翌日、9時に病室に迎えに行くと可愛らしく化粧をしたAkiさんがいた。
でも、服はワンサイズ程大きく見えた。
「いつまで見てるんですか?恥ずかしいから早く行きましょう」
とAkiさんに言われ僕は車のドアを開けAkiさんをエスコートした。
車の中では、僕の持って来たCDがダサいとか
この前お肉が出て来るのが遅いから倒れたなどと笑いが絶えなかったので
約二時間のドライブも“あ”という間に着いてしまった。
遊園地に着くと直ぐにAkiさんはお土産ショップに寄ろうとしたので
僕は「まだ来たばっかりですよ、帰りに買えばいいじゃないですか」
とAkiさんを止めようとするとAkiさんは
「分って無いですね~ここでは先に買うんですよ。
ほらマサルさんも来てください」
と言って手を引っ張られてお土産ショップに連れ込まれた。
Akiさんは丸い耳の着いたカチューシャを買い
ついでに僕には黄色い耳の付いたものを買ってくれ
強引につけさせられ、僕はアヒルにさせられた。
それを見てAkiさんは“大爆笑”していたので
“またAkiさんの悪ふざけが始まった”
と思ったが、久しぶりにAkiさんの笑顔が見られたので
僕は嬉しかった。
余り激しいアトラクションは体に悪いから比較的ゆっくり目の
アトラクションを選んで乗っていた。
筏の形をしたものに乗って川を下ったり、色々な人形が飾られた所を
ゆっくりと船で見て行く、などのアトラクションに乗っていると
急にAkiさんは大きなプラスチック容器に入ったポップコーンを
二つも買って来た。
この大きさなら、二人で一つ有れば充分なのに何故か二つも買って来たので
僕は病室で食べる分だと思った。
Akiさんは戻って来るなり
「はい、こっちマサルさんの分ね」
と言ってその大きなプラスチック容器を差し出した。
僕は「こんな大きなもの持ってたら、歩くのに邪魔じゃないですか?」
と聞くとAkiさんは
「これは、こうやって付けるんです」
と言い、僕の首から掛けてくれた。
久々にAkiさんの顔が近い。
僕は不覚にも緊張して動けなかった。
ポップコーンを首から下げた二人は、また園内を散策し始めた
「遊園地ですよ、遊園地」と照れ笑いをしながら言った。
僕は忘れていたが、そう言えばAkiさんに急な仕事が入って
行けて無かった事を思い出した。
「ああ、そう言えば行け無かったですね」
とちょっと残念そうに僕が言うと
「暖かくなって来し明日、行きましょう」
とAkiさんは言ったがその体では無理な事は
誰が見ても分りきった事なので
僕は「そうですね」と笑顔で応じた。
それでもAkiさんは
「じゃあ、明日迎えに来てください。私、本気ですよ。
外出許可も、貰ってますから」
と真剣な顔で言ったので僕は
「ちょっと待ってて下さい」と言って主治医の診断室へ行き
その事を確かめた。
主治医は「これからは、彼女がしたい事をして後悔の無いように
してあげてください。ただし、容態が急変する事が有るので
その辺は十分注意してあげてください」
と言いAkiさんの言っていた事が本当だった事の確認がとれた。
僕は走って病室に戻った。
途中で「病院内は走らないでください!」と注意されたが
そんな言葉は今の僕の耳には届かなかった。
Akiさんは“ね、本当でしょ”と言ったような
得意げな顔をしてベッドに座っていた。
僕はAkiさんに恋してる事がバレても構わないと
思い病室で大きな声で
「よっしゃ~」
と言ってガッツポーズを取った。
Akiさんが「病院内はお静かに」と小さな声で笑いながら注意した。
僕は「明日9時に迎えに・・・・って、どこの遊園地行くんでしたっけ?」
と今更ながらにアホな質問をしてしまった。
Akiさんは
「もう、前も言いましたよね。女の子を連れて行くのは
御伽の国って決まってるんです!」
と言って少し頬を膨らました。
「ああ、そうでした。じゃあ9時に迎えに来ますから用意しといてくださいね」
と言って病室を出て、ガソリンスタンドのレンタカーを予約した。
翌日、9時に病室に迎えに行くと可愛らしく化粧をしたAkiさんがいた。
でも、服はワンサイズ程大きく見えた。
「いつまで見てるんですか?恥ずかしいから早く行きましょう」
とAkiさんに言われ僕は車のドアを開けAkiさんをエスコートした。
車の中では、僕の持って来たCDがダサいとか
この前お肉が出て来るのが遅いから倒れたなどと笑いが絶えなかったので
約二時間のドライブも“あ”という間に着いてしまった。
遊園地に着くと直ぐにAkiさんはお土産ショップに寄ろうとしたので
僕は「まだ来たばっかりですよ、帰りに買えばいいじゃないですか」
とAkiさんを止めようとするとAkiさんは
「分って無いですね~ここでは先に買うんですよ。
ほらマサルさんも来てください」
と言って手を引っ張られてお土産ショップに連れ込まれた。
Akiさんは丸い耳の着いたカチューシャを買い
ついでに僕には黄色い耳の付いたものを買ってくれ
強引につけさせられ、僕はアヒルにさせられた。
それを見てAkiさんは“大爆笑”していたので
“またAkiさんの悪ふざけが始まった”
と思ったが、久しぶりにAkiさんの笑顔が見られたので
僕は嬉しかった。
余り激しいアトラクションは体に悪いから比較的ゆっくり目の
アトラクションを選んで乗っていた。
筏の形をしたものに乗って川を下ったり、色々な人形が飾られた所を
ゆっくりと船で見て行く、などのアトラクションに乗っていると
急にAkiさんは大きなプラスチック容器に入ったポップコーンを
二つも買って来た。
この大きさなら、二人で一つ有れば充分なのに何故か二つも買って来たので
僕は病室で食べる分だと思った。
Akiさんは戻って来るなり
「はい、こっちマサルさんの分ね」
と言ってその大きなプラスチック容器を差し出した。
僕は「こんな大きなもの持ってたら、歩くのに邪魔じゃないですか?」
と聞くとAkiさんは
「これは、こうやって付けるんです」
と言い、僕の首から掛けてくれた。
久々にAkiさんの顔が近い。
僕は不覚にも緊張して動けなかった。
ポップコーンを首から下げた二人は、また園内を散策し始めた