恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~

「お、お昼が終わってからでもいいですか?」

それなら葛城さん外に出てるかもしれない。

「ダメだ。俺は今、すぐって言っただろう」

「そんな……」

「早く来い」

私は、彼に抵抗しながら、辛うじて机の引き出しからランチバックをつかんだ。

佐野君は、私の腕を引っ張って営業部まで連れて行った。


営業のフロアについて、すぐに辺りを見回す。

幸いなことに、葛城さんは席にいなかった。よかった。


ほっとしてたら、
「なにしてるの?早く来いよ」と、またもや私は、佐野君に無理やり席につかされる。

逃げたい。

どうしてこうなるんだろう。

こういう強引な人苦手だった。ずっと避けてきたのに。

昔は、私も怖いもの知らずだった。

思った事を、強い相手だろうと言い返していたんだけど。

力関係を考えずに言ってたら、ある日、口で勝負にならないと思った男の子に、力づくで押さえつけられたことがあった。

< 114 / 267 >

この作品をシェア

pagetop