恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
「お、お昼が終わってからでもいいですか?」
それなら葛城さん外に出てるかもしれない。
「ダメだ。俺は今、すぐって言っただろう」
「そんな……」
「早く来い」
私は、彼に抵抗しながら、辛うじて机の引き出しからランチバックをつかんだ。
佐野君は、私の腕を引っ張って営業部まで連れて行った。
営業のフロアについて、すぐに辺りを見回す。
幸いなことに、葛城さんは席にいなかった。よかった。
ほっとしてたら、
「なにしてるの?早く来いよ」と、またもや私は、佐野君に無理やり席につかされる。
逃げたい。
どうしてこうなるんだろう。
こういう強引な人苦手だった。ずっと避けてきたのに。
昔は、私も怖いもの知らずだった。
思った事を、強い相手だろうと言い返していたんだけど。
力関係を考えずに言ってたら、ある日、口で勝負にならないと思った男の子に、力づくで押さえつけられたことがあった。