恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
「分かった。だったら、お金もっと払ってやる。
何なら、うちまで作りに来いよ。夕飯とか。
そうしたら、もっと払ってやるぞ」佐野君が冗談みたいに言う。
「私が佐野君のうちに?
嫌です。そんなの絶対無理」
私は、恐怖で固まった。
「村西のくせに、生意気」彼は、指でおでこをはじく。
「でも、冗談抜きで弁当は、頼むわ。
ほら、これ俺のスケジュール。
会社でお昼食べる日は丸しておくから。
それから、携帯よこせ」
佐野君は、私の意見を聞く前に、勝手に何でも決めて行ってしまう。
「嫌です」
こういうところも、元カレだった人と同じだ。
「ここにあるじゃん。貸せよ」
バッグの中から携帯を取り出した。
「勝手に見ないでください」携帯を取り返そうとして、佐野君に阻まれた。
「じゃあ、番号教えろよ」
仕方なく、口頭で伝えると、彼は私の番号を入力した。
「これ、俺の番号な。それから、ご飯の量は倍ぐらいでいい。卵焼きも入れて。あっ、椎茸は入れるな」
「佐野君?」
私は、あなたのママじゃない。
「よろしくな」