恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
領収書の整理なら、仕事に関係なくはない。

だから、佐野君が無理言っても、聞いてあげてもいいと思う。

でも、弁当作るってなに?

お弁当を作ることは、仕事と関係ない。

彼は、無茶を言って私のこと振り回して楽しんでるんだ。

こんなのはダメって、はっきり言おう。

言わなきゃ、この調子で佐野君に振り回されたらたまらない。

さあ、頑張れ。負けるな。


「ちょっと佐野君、よろしくって、なんのことよ」

言い方が弱かったのか、佐野君は私の話なんか完全に無視してる。

私が、最大限に鼻息を荒くして、意気込んでも気にしてない。

それどころか、
「お前の弁当、すんげー美味かったぞ。また食べたいから作ってよ」なんて言いだした。

あれ?もしかして

私、今、褒められた?

「そう?」褒められると嬉しい。

滅多に人に褒められた事がないから、にまっと顔がほころんでしまう。

「んじゃ。これ」

表情が緩んだすきに、佐野君に紙を渡された。

「ん?」
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