恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
「葛城さんくらいの能力があれば、どこで働いてもやっていけるんでしょうけど。

この会社に入ったのは、適当な気持ちじゃないんでしょう?」

「もちろんそうだよ。でも、会社がすべてじゃない。
正直言って、どんな仕事をするかっていうことは、今の俺にはどうでもいいんだ。

働いてお金をもらえれば、ストレスの少ない会社ならなおいいけどね。

それより、君との生活のこと、邪魔されるくらいなら、そんな会社で働いてることに意味が見いだせない」

「葛城さん、私のためにそこまでしようとしてくれるの?」

「ああ、だめ。大きなこと言った割には、TOEICの結果最悪だ。700割ってるって……」

「700点超えたことあるってすごいって思うけど」

「ダメ。これじゃ履歴書出せない」

「手伝えないけど。頑張ってね」

「これから、和泉のこと、英語で口説こうかな。少しは上達するかも知れない」

「うわっ、それだけはやめて。そんなことされたら、私、なに言われてもOKしちゃうわよ」

「そっか。いいこと聞いた。微妙な返事になりそうなときは英語で言えばいいのか」

「止めてください。趣味悪いですよそれ」
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