恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
エレベーターが止まって、扉が開いた。

扉の外のホールも真っ暗だった。

10階のフロアは、秘書室や重役室、社長室がある。

重役たちは、一般社員用のエレベーターなんて使わないだろうから、閉めても問題ないだろう。

すぐに押そうと思ったんだけど、誰かがボタンを押したに違いないから、一応、確認しようと思った。

扉から顔を出そうと思ったとき。

「ちょっと待って」声が聞こえた。

まだ人がいるの?

真っ暗だけど。

そのうちに、足音と人の気配を感じた。

やっぱり、人がいるみたいだ。

こういう時に限って。人がいるなんて。

声はするけど姿が見えない。

私は開く方のボタンを押したまま扉から覗いた。

声をかけて、返事が無ければボタンを押してさっさと帰ろう。

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