恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
エレベーターに乗り込んで、天井を見つめてた。
ん?
しばらく見つめていても、動き出す気配がない。
おかしいな。いつまでたっても動かないなんて。
停電かな、なんて思って、エレベーターの入口のところのボタンを見る。
電気も他のランプも付いているのに、1階のランプがついてない。
これじゃ動かないはずだ。ボタンを押すのを忘れてた。
ボタンに触れる前に、グイーンとモーターが動く音がした。
まもなくエレベーターが動き出して、下に向かうボタンが押せなくなった。
「あれ?」
もしかして、上に向かってる?
もしかしなくても、完全に上にあがってる。
こうなったら、上まで行って戻ってくるまで待つしかない。
「あ~あ。ついてない」こういう時に限って運が悪いのだ。
誰も聞いていないけど、一応言っておこう。
「どこまで行くんだろうね、これ」
エレベーターは、2階上の10階で止まった。
ボタンのランプが消えるのを待って、もう一度1Fのボタンを押す。