恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~


「あなた、自分のやったことを反省してないの?」

きっと睨みつけて彼女が言った。

怖そうな顔してるけど。言ってることは、子供の喧嘩みたい。

「私と葛城さんのことで、あなたにつらい思いをさせたのは事実よ。
それは謝ります。
でも、あなたは自分のことしか見えてない。

葛城さんが、あなたの事どれだけ大切にしてるのか、全然わかってない。

あなたって、本当にバカだと思うわ。

いい、彼が会社を辞めるって言ったのは、私の為だけじゃない。

婚約破棄して、あなたを傷つけてしまった責任を取ろうとしたのよ。

どうしてそのことがわからないの?

あなたこそ、彼の気持ちを全然理解してないじゃないの。本当に、彼のこと側で見てたの?」


「酷い。そんな言い方しなくても」

しまった。言い過ぎた。

ごめんなさい。謝ろうとしたら、坂下さんがさっと近づいてきて、真梨香さんの体を支えた。

「真梨香、大丈夫か?」

「ええ」

「ごめんなさい。真梨香さん。こんな言い方しかできなくて」

坂下さんが、真梨香さんをどこかに連れて行った。
< 252 / 267 >

この作品をシェア

pagetop