恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~

愛美が、ありったけの同情を込めていう。

「和泉、悪いこと言わない。一刻も早く早く男作りな。相当たまってるよ、それ」

あっさり、妹に見透かされてうなだれた。

ちなみに、相当ひどいって。レベルいくつくらい?


こういう状況は、たまってるっていうのか。

ずっとこの状態が普通なんですけど。

男がいない状態が長すぎて、判断が付かない。

苦痛だと思ったことがないからわからない。

30過ぎて、彼氏がいないから寂しいって、いったいどういう気分だと思う?

とか、聞けるわけがないもの。


「愛ちゃん、まあ、いいじやないの。待ってれば、いいことあるわよ。
お姉ちゃんのことだもの。時間さえあれば、いくらだって見つけて来てくれるわよ」

ああ、娘を信頼してくれる親のありがたさが、痛く感じる今日この頃。


「いやあ、そうかな……
そろそろヤバイと思うな。
もう31でしょ?早く誰かあてがってやらないと、手遅れになるよこの人」


「ちょっと、やめてよ、その言い方」妹を睨みつける。


「あてがうって、面白いわね」

母は、朗らかに笑ってる。


「あはは」

つられて私も笑う。

「笑ってる場合じゃないと思うけど」

妹のつぶやきが小さく聞こえた。

だって、仕方ないじゃん。

付き合ってくださいって状況、どうやって作ったらいいのよ。もう。
< 7 / 267 >

この作品をシェア

pagetop