恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
愛美が、ありったけの同情を込めていう。
「和泉、悪いこと言わない。一刻も早く早く男作りな。相当たまってるよ、それ」
あっさり、妹に見透かされてうなだれた。
ちなみに、相当ひどいって。レベルいくつくらい?
こういう状況は、たまってるっていうのか。
ずっとこの状態が普通なんですけど。
男がいない状態が長すぎて、判断が付かない。
苦痛だと思ったことがないからわからない。
30過ぎて、彼氏がいないから寂しいって、いったいどういう気分だと思う?
とか、聞けるわけがないもの。
「愛ちゃん、まあ、いいじやないの。待ってれば、いいことあるわよ。
お姉ちゃんのことだもの。時間さえあれば、いくらだって見つけて来てくれるわよ」
ああ、娘を信頼してくれる親のありがたさが、痛く感じる今日この頃。
「いやあ、そうかな……
そろそろヤバイと思うな。
もう31でしょ?早く誰かあてがってやらないと、手遅れになるよこの人」
「ちょっと、やめてよ、その言い方」妹を睨みつける。
「あてがうって、面白いわね」
母は、朗らかに笑ってる。
「あはは」
つられて私も笑う。
「笑ってる場合じゃないと思うけど」
妹のつぶやきが小さく聞こえた。
だって、仕方ないじゃん。
付き合ってくださいって状況、どうやって作ったらいいのよ。もう。