恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~

コーヒーのカップを渡してくれる時、ぎゅっと一緒に手も握ってくれた。

カップの温かさよりも、手のぬくもりの方が心地よかった。

心配してくれてたのが伝わってくる。

「佐野の事は、俺に任せて。だから、君は、佐野の事、無視していいから」

誰も見ていないところで、もう大丈夫だからと優しく肩を抱いてくれた。

温かさに強張っていた気持ちが溶けていく。


ずっと緊張してた。

身体に思った以上に力が入っていたのが分かる。


< 76 / 267 >

この作品をシェア

pagetop