恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~


「ほんと、ごめん。浅はかだった。
こんなことに、なるなんて思わなかった。

もう、ずっと前のことだけど。
同期で、あいつの家に行く事になって、何人かで行くって聞いてたのに、実際に来たのは俺だけで。

待っても同期の奴、誰も来なかった事があったんだ。

そうしてるうちに、あいつの両親に紹介されて。

その時に、専務の娘だって知らされた。
そんなこと関心なかったし。聞きもしなかった。
でも、真梨香は、周りのやつも巻き込んでたんだ」

「それなら、余計に、どうして専務に分かるまで説得しないの?間違ってるなら、そうすべきよね?」

「和泉……」

「俺達には、結婚しようって気持ちも、お互いが好きでもないんだ。
だから、都合がいいと思ってた。これまで、大して影響はないと思ってた。

それが、君って人が現れて。
この年になって、人を好きになるなんて思わなかった。
俺の努力が足りないんだ。ごめん。

彼女は俺にとって、気の合う友達だ。本当に、それだけだから」

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