ALONE
アケミはなぜ得体の知れない俺達二人をそんな特別な場所へ通したのか。


何か嫌な予感が拭えなかったが


そう感じていても次が保証されていないこのチャンスを逸することは出来ない。


俺達は螺旋階段を一歩一歩上がる。


黒服はガラスの扉を開くと



そこには




白いソファの上に




更に純白なドレスを纏った



妖艶で




かつまだどこか幼さの残る




足を十字に組んだ女が座っていた。




『あら…噂より全然若そうな男の子達ね』



アケミと思われる女はそう言う。




この口ぶり…



俺達を…



知っている?




シュウジが口を開く。




『あんたがアケミさんか?』




『そうよ♪

恐らくあなた達が捜していたね。』




やはりこいつは…




俺達を知っている。




一体どこまで?




俺は聞いた。



『俺達を知っているんですか?』





アケミは色気を帯びた微笑みを浮かべる。
< 239 / 306 >

この作品をシェア

pagetop