ALONE
『…当たり前やろ。お前が兄貴の弟やって名乗った時…あの一瞬だけ奴は明らかに動揺を隠せんかった。あの反応が何よりの証拠やで。』



『でも想像以上にあれは手強いな…。全ての曲面で対応を心得ていると言うか…やっぱりその辺の女とは別の生き物だ。』



『せやかて今頼れんのはあの女だけや。一応あのビルは後で俺からヨシアキに探り入れてもらう。けんど俺等が今すべきは明日もあの店に通うことやろ。』



『…無駄足にならなければいいな』



『そうはさせん。

力づくでも吐かせたる。

つーか…案外明日は向こうさんからアクション起こしてくるかもしれんで♪』


『…アクション?』


『まぁ明日になりゃわかるわ。悪いジン。一人でマンション帰っとってくれ。俺ちょっと寄るとこあるさかい…多分今日は帰らん。』


『どこ行くんだよ?』


『…まぁ明日に向けての準備をしにな。明日またあの店の前で6時におちあおうや♪』



そうシュウジは言うと



俺に何も明かさずそこで別れた。



まぁいつものことだ。



…と思いながら



コイツの自己中に慣れてしまった自分に腹が立った



損な俺…。
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