ALONE
『止まれ!!』




シュウジは銃口をSP達に向ける。



足を止めて戸惑いを隠せないSP達。



フロアには女達の悲鳴。



そして悲鳴が合図となり我先にフロアの奥へと逃げる人間達。



するとシュウジは銃を左に持ち替え



右手で紙袋を俺に放った。



『ジン。そん中に入っとる紙出せ。』



袋の中には何枚も束になった紙があった。



『いや…紙って…めっちゃあるぞコレ』



『だからそれ全部や。

バラ撒け。』



『…は!?』



『早く!!』



俺は一度深いため息をつくと…



腹をくくった。
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