ALONE
残念。






まずそう感じた。




昨晩予想した



【俺達の知らない味方がいるかもしれない】



という都合の良い幻想の正体は



【自業自得の根性なし】だった。




俺が黙っているとシュウジは口を開いた。



『で?コイツどうすんねん。』




ヨシアキはそれを聞いていたずらに微笑む。





『お前らに…





やるよ♪』








!?





その時驚愕したのは俺らだけではない。



斎藤洋介もまたその一人だった。




『待てやヨシアキ!いらんわそんなアホ!』



『あのさ、多分そいつまだ全部吐いてないんだよね。

でも十中ハ九そいつの借金した相手はウチと同業だ。

ウチは極力同業との摩擦は避けたい。』




『んなもん知るか!そっちの都合でいちいち俺らに厄介モン預けられたらかなわんわ。』











俺は






言った。






『いいですよ。そいつ貰います。』




すると一瞬間を置いてシュウジは怒鳴る。



『…おいジン!』




『シュウジ、一回整理しよう。

俺達は追う側から追われる側になることを望んだんだろ?

あの報道が奴らの意思なら…

きっとそれを現実にしようとするはずなんじゃないか?』
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