ALONE
俺は外れた左肩にそっと右手を添える。








『…おい…ジンまさかお前…』







俺は掴んだ左肩をそのまま








ありったけの力をこめて








元々あったであろう場所に







ねじ込んだ。








『カッ…ア゛ア゙ア゙!!!!!!』







フロアに響く俺の叫び。







シュウジは俺の苦悶の声を聞いて一瞬目を伏せる。





『クソ素人がそんな真似しおって…。

お前…どうなっても知らんで。』







シュウジはそう言うと再び構え直す。





その時ヨシアキの拍手が聞こえた気がしたが…実際よく覚えてはいない。





俺は左手を何度か開いては閉じ





闘いの継続に支障がないことを確認した。







時間をとってすまないシュウジ。







そして俺の気持ちを汲んでくれて感謝する。







俺はこの戦いだけは負けるわけにはいかない。








ラウンド3…







いや







恐らくこれが最終ラウンド。








そろそろケリを







つけようか。
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