ALONE






笑えない冗談。






買い被りもいいところ。






俺は今まで自分から争いを好んだことはない。






しかしシュウジとの争いに関してだけは否定することは出来なかった。







純粋に…






楽しかったから。






とにかくヨシアキは相当俺を気に入ったらしい。







まぁ言わせてもらうなら…






有難迷惑。






『いや…それは勘弁して下さい。』







その時俺より下の位置から声がした。






『おいジン!お前いつまで俺の上乗っとんねん!』






『…あぁ悪い。



あまりに絶景だったもんでつい…』





シュウジが冗談半分のパンチを俺の腹に撃つ。




少しむせながら



そして笑みを浮かべて



俺はシュウジの腹をポンポンと叩いて立ち上がる。





『残念だったなシュウジ♪』




ヨシアキが笑う。




シュウジは不機嫌そうな面でゆっくり立ち上がった。





『アホ。この勝負は無効や。俺がこいつの肩外した時点でKO勝ちやろ。』





ヨシアキは笑みを浮かべながら何度か頷く。




『あぁアレにはさすがにシビれた。

自分でくっつけちまうんだからね。

確かに技術や身体能力ではシュウジ、お前が上だったよ。

でも最期に倒れたのはお前。

それが全てだろ?』
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