秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

よくなってくるまでは?と思ったけれど、聞けなかった。


「明日は出かけられそうか?」

「はい。まぁ……」


本当にデートする気?


「それじゃあ、風呂入って寝るか」

「は? 伊吹さん、帰るんじゃ……」

「誰が帰ると言った?」


そりゃあ、言われてないけど、当然でしょ?
一生懸命目で訴えたけれど、彼は思いっきりスルーして浴室に行ってしまった。

まさか、また一緒に寝るの? この狭いベッドで?


彼は浴室から出てくると、なぜか家を出ていく。
帰ってくれるの?と思ったけれど、すぐに荷物を抱えて帰ってきた。


「ちゃんと着替えも持ってきた。大丈夫だ」


どうやら車に積んであったらしい。
伊吹さんの着替えの心配なんて、少しもしてなかったんだけど……。
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