秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

そうなのかな……。
そんなふうに考えたことがない。

ただ、目の前にある課題を必死にこなしているだけ。


「そんな生き方が俺には新鮮だった。俺もそうあるべきじゃないかと、反省した」

「反省なんてしないでください!」


伊吹さんに反省するところなんてひとつもない。
むしろ私がすべきだ。

慌てて反論すると彼はおかしそうに頬を緩める。


「いや、今をごまかして生きていても、きっといつか後悔するんだ」

「そんな……私だって損得勘定だらけです。伊吹さんに褒めてもらいたくて……。それから……」


あれ? 私が一番望んでいるのは、それ?


もちろん社長や聡さんにねぎらいの言葉をもらうとうれしいし、もっと頑張ろうと思う。
でも、伊吹さんに褒めてもらいたいという気持ちが一番強い。
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