秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
それに、伊吹さんから感じる愛情は、きっと本物。
今度こそ幸せになれる気がする。
それから一旦彼の家まで行き、彼の車で私の家に向かった。
しばらく生活できるだけの荷物を小さめのキャリーバッグいっぱいに詰め込むと、部屋を出た。
しばらく戻ってこないつもりの、部屋を。
伊吹さんとの同居生活は、最初は緊張していたものの、段々楽しくなってきた。
同じベッドで、なぜか抱きしめられながら眠るのはまだ慣れないけれど、彼は無理矢理体を求めてくるようなこともなかった。
私が一度傷ついたことを知っている彼は、ゆっくり進んでくれているのだと思う。
いや、グイグイ迫られているのか……。
もはやどっちなのかよくわからない。
でも彼の優しさは、確実に私を癒やしてくれた。
「今日は、ブロッコリーです」
「嘘だろ……」