秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

いつの間にかはしゃいでいた私は、彼の腕を自分から握っていた。
どんどん彼との距離が近づいていく。


科学館のレストランで軽めの昼食をとり、それからもしばらく見て回った後、今度は雑貨屋に足を運び、ふたりで使う食器をそろえることにした。


料理をしない彼の部屋には、食器も少ない。
私の持っていた物でなんとかしていたけれど、これからずっと彼と暮らしていくなら、きちんとそろえたい。


こんなに素敵な彼と、ずっと……一緒にいられるのか、まだ不安はある。
でも、一緒にいたいという私の意思表示でもあった。


「あとはなにがいる?」

「大きなお皿が一枚ほしいです。シンプルなのがいいかな」


いつもは主導権を握る彼だけど、料理するのは私だからと選ばせてくれる。
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