秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
「これもかわいい」
皿を見ていたはずなのに、別の雑貨まで気になってしまう。
「買えばいいじゃないか」
「でも……」
私が見ていたのは小さなバスケットに飾られたプリザーブドフラワー。
白と緑を中心に飾られているそれはとってもかわいらしいけれど、男の人の家にはどうかなと思う。
「もう悠里の家でもあるんだ。好きに飾っていいぞ」
私の、家?
私は転がり込んだだけだし、家賃だって払ってない。
その分食費は払おうと思っても、彼が「これで買い物してくれ」と時々一万円札を私に渡してくる。
そんなことを思い返して申し訳なくなると、「そんなに気を遣うなら、結婚しちまうか?」なんて言うから、驚いてしまった。
「えっ、あの……」
「奥さんなら、問題ないだろ」
「いえっ、……そう、ですけど」