秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
あまりに突然すぎて、なんと言ったらいいのかわからない。
「プロポーズはちゃんとしてやる。だからそれまでは奥さんになったつもりで、好きにしろ」
そう言う彼が私にプリザーブドフラワーを持たせるから、私は素直に受け取った。
結婚を意識してくれているんだ……。
まだ私たちは始まったばかり。
結婚なんて、まだ気が早い。
でも、彼の未来に私がいると思うと、うれしくてたまらない。
そしていっぱいの荷物を車に積み込むと、予約してくれたというレストランに食事に行くことになった。
「あの、ここ……」
いつも予約でいっぱいの小高い丘の上にあるレストランは、個室があり、接待に使うこともある高級店。
「悠里は来たことあったか?」
「いえ、私は……」
残念ながら予約の電話をしただけ。