秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
だけど、こんなサプライズを用意してくれていたなんて、胸がいっぱいだ。
「それと、これ」
彼はポケットからなにやら取り出し、テーブルに置いた。
「もしかして……」
かわいらしく赤いリボンで包装されている箱は、おそらく誕生日プレゼント。
「プレゼントだ」
「開けてもいいですか?」
彼が大きくうなずいたので、私はリボンを解いた。
「素敵……」
箱に入っていたのは一粒ダイヤのネックレス。
これなら仕事中でもつけられる。
「気にいるといいんだが」
「もちろんです。大切にします」
相次ぐサプライズに感極まって涙がこぼれる。
「バカだな。これくらいで泣くな」
すると彼は私の頬に手を伸ばし、涙を拭ってくれる。
「でも、うれしくて……」
私がそう言うと、彼は目を細めてうなずいた。