秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

そして彼は立ち上がり、私の首にそのネックレスをつけてくけた。


「悠里、誕生日おめでとう」

「ありがとう、ございます」


最高の思い出ができた。


「これから毎年、俺に祝わせてほしい」

「伊吹さん……」


私はなんて幸せなんだろう。
王子様が迎えに来てくれた気分だ。


「私も、伊吹さんのお誕生日を祝いたいです」

「うん。頼むよ」


私にはこんなに素敵な演出はできない。
でも、彼の大切な日は、一緒にいたい。


美しい夜景を見ながらの食事は、大満足。
メインの牛フィレ肉は口の中でとろけてしまいそうなほど柔らかかった。


「本当においしい」


シャンパンを一杯だけにしたものの、あまりお酒に強くない私には程よく効いてきて、ほろ酔い気分。
< 255 / 370 >

この作品をシェア

pagetop