秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
こんなに大切にされて、幸せでない方がおかしい。
再びこぼれそうになる涙を慌てて拭うと、彼は頭をポンポンと優しく叩いた。
食べきれないケーキは、箱に入れてもらって持ち帰ることにした。
「明日の朝ごはんにします」
「ホントか?」
伊吹さんは呆れるように笑うけど、彼からのプレゼントを捨てることなんてできない。
彼のマンションに着くと、雑貨店で買った荷物をどっさり運び入れ、プリザーブドフラワーも玄関に飾り付けた。
殺風景すぎて無色だった彼の部屋に色がついていくようで、なんだか心が和む。
キッチンで新しい食器を片づけている間に、彼がお風呂を入れてくれた。
そして風呂から上がると、いつもの時間。
「座れ」
「はい……」