秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
「悠里がしてほしいなら、するけど?」
「え、遠慮させていただきます」
本当にキスしそうな彼が怖い。
「ふっ」と鼻で笑う彼は、私をからかっているに違いない。それがわかっているのに、心拍数が上がってしまう私って……。
「あっ、あの……今日は本当にありがとうございました」
私は話を変えた。
これ以上彼のフェロモンを浴びていたら、窒息してしまいそうだ。
彼にもらったネックレスは、早速ジュエリーボックスにしまった。
「いや、俺も楽しかった」
彼は最後に冷風をかけて、きちんとくしでとかしてくれる。
過保護なほどに甘やかされると、どうしていいかわからなくなってしまう。
「ありがとうございました」
彼がくしを置いたので立ち上がろうとすると、そのままうしろから抱き寄せられて動けなくなった。