秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
ただひとつ不安があるとしたら、本当に私が彼の隣を歩くのにふさわしいのかどうかということだけ。
でも、彼が求めてくれるなら、ずっと一緒にいたい。
「伊吹さんのことが、好き、です。ずっと、そばに置いてください」
緊張で声が震える。
でも、彼が思いをぶつけてくれるように、私も……。
「あたり前だ」
彼の腕に力がこもる。
「キス、して……」
こんなこと自分から言ったのは初めてだった。
でも、どうしても彼のキスがほしい。
「ダメだ。今キスしたら、止められる自信がない」
彼は私を強く抱きしめながら、「ふー」と大きく息を吐きだす。
いつも強引くせに、私への気遣いは決して忘れない彼が、愛おしい。
「それでも……して……」
「悠里」
彼は私の名前を呼ぶと、少し荒々しく唇を重ねた。