秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

「あなた、伊吹に遊ばれちゃってるのに気づいてないんだ。何番目の女かしらね」


彼女は挑発的な言葉で私をなじる。


「おかえりください」

「伊吹がいないなら用はないわ。でも、伊吹ほどの男がこんな小娘に引っかかるなんてね。まぁ、たまには違う味も食べたいってところかしら」


「フフ」と意味深に笑う彼女は、「今度抱いてって言っておいて」なんて、とんでもない言葉を置き土産にして帰っていった。


玄関のドアを閉め、そのままヘナヘナと座り込む。


彼女は長い髪がよく似合う大人の色気たっぷりの女性だった。
完璧な伊吹さんの隣を歩くのに、十分な魅力を兼ね備えていた。

大手商社の社長秘書をしているということは、仕事の面でもできる女性なのだろう。
彼女が伊吹さんのタイプなら、私はまるで正反対。
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